こんにちは。
ライズペーパードライバーズクラブ中島です。本日ほ脳疾患後の実車運転訓練を実施してきました。
一般的なイメージでは脳疾患を患うと麻痺があったりして運転できないと思われます。
私は年間150名ほどの脳疾患後の実車運転の評価や訓練を実施しておりますが、麻痺があっても運転が可能な方もみえますし、麻痺がなくても運転を諦めざるを得ない方も見えます。
その違いは何でしょうか?
脳疾患後の身体の状況は大きく4つに分かれると思います。
・麻痺も高次脳機能障害もない
・麻痺はあるが高次脳機能障害はない
・麻痺はないが高次脳機能障害がある
・どちらの影響もある
麻痺のような運動機能に関してはアクセルペダルの改造やハンドルノブ対応する事も可能ですが、意外にも車の乗り降りで苦労をする事が多いです。それでもリハビリや装置の改良で克服される方は多いかなと思います。
また、高次脳機能障害という目に見え難い害によって運転を諦めざる得ない方の方が多いと思います。
高次脳機能障害については一言で表せないのですが、
・注意障害
・視野欠損や半側空間無視
・記憶障害など
上記は障害の一部ですが最近ではコロナの後遺症でも同じような症状を耳にします。
私が実際に訓練でみてきた例では運転中に目的地を忘れる、会話に夢中で速度が出し過ぎている事に注意がいかない、また自動車学校の指導員をしている方が横断歩道の歩行者を見落としてしますような事もありました。
とはいえ生活する上で必要な運転をどうするのか?高齢ドライバーの現状と良く似た状況にもあります。
そのための1番大切な事として病識をどれだけ把握しているかだと考えています。それをどう把握できるかの訓練も私たちの大切な内容てす!
近くに悩まれている方がおりましたらお気軽にご相談ください。